スマホの中にあるSNSアカウント。
毎日使ってるし、過去の投稿には思い出もたっぷり。
でも、もしも自分がいなくなったら、このアカウントはどうなるんだろう?
最近では「SNS終活」という言葉も少しずつ広がりつつあります。
この記事では、主要SNS(Instagram/X/TikTok)における“死後対応”の違いをわかりやすくまとめました。
主要SNSの死後対応を比較してみた
Instagram:追悼アカウントとして残せる
Instagramでは、亡くなった人のアカウントを「追悼アカウント(メモリアルアカウント)」として残すことが可能です。
- 過去の投稿やプロフィールはそのまま残る
- ログイン・編集・削除は不可
- “追悼”と表示され、故人として扱われる
申請は、遺族や関係者が死亡証明書などを提出する必要あり。
設定しておけば、アカウントが故人を偲ぶ場所として活用できます。
X(旧Twitter):削除はできるが、ログインは不可
Xでは、本人以外がアカウントにログインすることは一切できません。
ですが、家族や法的代理人が申請することで、アカウントの削除依頼は可能です。
- ログインはNG
- 削除手続きは死亡証明書や身分証の提出が必要
- 追悼アカウントのような機能はなし
放置していると、そのまま公開状態で残り続けるため、遺族の希望があれば早めの手続きが安心です。
TikTok:現状は死後対応ナシ
TikTokでは、現時点(2025年4月)で明確な死後対応の仕組みは用意されていません。
- 追悼モードなどの設定はなし
- アカウント削除申請の仕組みも公式には未整備
- 原則として、ログインできなければ放置され続ける
特に、若い世代に人気のTikTokですが、アカウント放置=乗っ取りや悪用のリスク大。
現状では、生前に削除するか、アクセス方法を信頼できる人に託すのが現実的です。
【その他】FacebookやLINEはどうなの?
- 「追悼アカウント管理人」の事前設定が可能
- もしくは削除依頼もOK。機能はかなり充実してます。
LINE
- 明確な死後対応はなし。
- スマホやパスコードにアクセスできるかどうかがポイント。
- LINE Payや個人情報が含まれるため、対策必須!
よくある誤解とリアルな注意点
「家族ならログインできるでしょ」→ 実はNG
亡くなった家族のSNSアカウントにログインして、写真やメッセージを確認したい――
そう思うのはごく自然なことです。
ですが、多くのSNSでは「本人以外のログインは利用規約違反」と明記されています。
パスワードを知っていたとしても、勝手にログインすることは不正アクセス扱いになる可能性**もあります。
アカウントが停止されたり、トラブルに発展するケースも実際にあるため、「想い出を見たいだけ」でも慎重に。
「死後は勝手にアカウントが消えるんじゃ?」→ 基本は放置されたまま
意外と多いのが「使わなければそのうち消えるでしょ」という認識。
たしかに、長期間ログインがなければ“非アクティブアカウント”として自動的に一部機能制限されることもあります。が、自動で完全に削除されることはほぼありません。
そのまま放置されているとどうなるか?
・アカウントが乗っ取られる
・不正な広告に利用される
・知人に詐欺DMが届く など、残された人にトラブルが及ぶことも…。
つまり、「放置する=安心」ではないというのがSNS終活のリアルです。
SNS終活の3ステップ
- 持っているアカウントを整理(不要なものは削除)
- 公開範囲の見直し&投稿の非公開化
- 希望するアカウントの扱いをメモやエンディングノートで共有
1. SNSアカウントの棚卸しをしよう
今、自分が持っているSNSを全部把握していますか?
InstagramやXだけでなく、過去に登録したTikTok、Facebook、LinkedInなど、意外と多いのが現状。
まずは使っている・使ってないを整理することから始めてみましょう。
「昔の黒歴史アカウントが出てきてびっくりした…」なんて人もよくいます。
この作業自体が、自分の“デジタルな足跡”を見つめ直す良い機会にもなります。
2. 公開範囲や投稿内容を見直す
残すかどうかを判断する前に、「見られても大丈夫?」という視点で見直しを。
昔の投稿が不用意に公開されていたり、知られたくない人に見られるリスクがあるなら、
- 非公開化
- 削除
- フォロワーの整理
などの対応を今のうちにしておきましょう。
「自分がいなくなったあとに誰が見るか」
それを想像すると、整理の必要性が自然と見えてくるはずです。
3. 「どうしてほしいか」を誰かに伝える
ここが一番大事です。
アカウントを削除してほしいのか、追悼として残してほしいのか。
パスワード管理アプリの場所、使っているサービス、メールアドレスなど、“未来の自分”のためにメモを残すだけでも十分です。
おすすめは、
- スマホのメモアプリで非公開メモを作る
- エンディングノートや専用アプリ(例:編みノート)に書く
- 信頼できる人にだけ、口頭で伝えておく
ポイントは、「今すぐすべて完璧にやる」ではなく、「できることからひとつずつ」でOKということ。
“SNSの終活”は、今の自分を守ることでもある
SNSのアカウントは、もはや私たちの「もう一つの人生」。
だからこそ、その最後の扱いを自分で決めるのは、とても自然なことです。
何も重く考える必要はありません。
できることから、1つずつ。
あなたのSNSが、「あなたらしく終われるように」、少しだけ未来の準備をしてみませんか?
関連情報:その他の終活に役立つサービス
SNSの終活と合わせて、リアルな身の回りの整理(生前整理や遺品整理)も進めておくと、より安心してこれからの人生を送ることができます。
ここでは、信頼できる終活関連サービスをいくつかご紹介します。
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