若者を中心に莫大な人気を集めるショートビデオプラットフォームの「Tik Tok」。個性的な動画や人気グループのダンスを完全コピーした動画など、好きな動画を誰でも自由に投稿できるのが魅力です。
Tik Tokを利用している人のなかには投稿するのは楽しいものの、いいねがなかなか増えないと悩む人もいるのではないでしょうか。また、宣伝のために利用している場合、商材やお店を広めたいのにいいねをもらえないと悩む人もいるかもしれません。せっかく動画を投稿するのなら、少しでもいいねが増えたほうがやる気もアップしますよね。そこでこの記事では、Tik Tokでいいねを増やすたの具体的な方法を紹介してきます。
目次
TikTokでいいねを押す人の気持ちは?
Tik Tokでいいねを増やすためにはまず、いいねを押す側の人の気持ちを考えてみましょう。動画を見ていいねを押す理由はいくつかあります。例えばTikTokでは、いいねの履歴は一時的に一覧で残るので、いいねを押した動画は再度検索することなく視聴が可能です。そのため、また見たいと思えるようなクオリティが高い動画や気に入った動画を残すためにいいねを押す人がいます。
また、自分がいいねを押した履歴は非公開の設定にしなければ、ほかの人もチェックできます。そこで、ほかの人にも見て欲しいと思った動画にいいねをしておき、履歴を見た人にも広めたいと思っていることもあるのです。動画に対するいいねの数も表示されているため、ある程度いいねが押されていると集団心理で押す人もいます。 なかには、さまざまな人にいいねを押す人もいます。
いいねを押せば相手が自分の投稿を見てくれたりいいねを押してくれたりする可能性があるからです。
TikTokでいいねを増やす具体的な方法
いいねを押す人の気持ちわかったところで、実際にいいねを増やすための具体的な方法を7つ紹介していきます。
人気ジャンルにしぼる
いいねを増やす方法1つ目は、投稿する動画を「人気ジャンルにしぼる」ことです。自分は興味があるからといってほかの人も興味があるとは限りません。そのため、より多くの人が興味を持っているジャンルに投稿することがいいねを増やす近道になります。
Tik Tokではアプリを開くと左下に「レコメンド」と「トレンド」という項目が出ています。レコメンドはそのユーザーがいいねを押したり投稿したりした動画をもとに表示されるものです。トレンドはキーワードで動画の検索ができるほか、人気中上昇中のハッシュタグが一覧で表示されます。
投稿する際は、トレンドに表示される人気急上昇中のハッシュタグに合った動画を作成してみましょう。Tik Tokではペット、音楽、ファッション、アート系のジャンルの人気が高いのですが、人気のジャンルはいつも同じとは限りません。こまめにチェックして動向を研究することも大切です。
ハッシュタグを活用
いいねを増やす方法2つ目は「ハッシュタグを活用」することです。いいねを増やすには動画の内容もさることながらハッシュタグもポイントになります。なぜなら、ハッシュタグ検索で引っ掛かりやすくなれば、それだけ自分の動画を見てくれる人が増える可能性があるからです。
人気急上昇中のハッシュタグを活用するのはもちろん、複数のハッシュタグを付けて投稿します。例えば、人気マンガのコスプレ動画を投稿するとしましょう。この場合はコスプレのハッシュタグを付けるのはもちろん、作品名やコスプレしている人物のハッシュタグも付けることが大切です。
人気が高いハッシュタグの動画は多くの人に見られる可能性がある一方、投稿数が多いことで自分の投稿が埋もれてしまうこともあります。そのため、より細かく分類したハッシュタグを付けることで、そのハッシュタグに興味がある人に見てもらいやすくなるのです。
ただし、Tik Tokではハッシュタグを多く付けたからといって、その分多くの人に見られるとは限りません。ハッシュタグの数よりもキーワードの中身のほうが重要です。
他のSNSで宣伝する
3つ目のいいねを増やす方法は「投稿した動画をほかのSNSで宣伝」することです。Tik Tok内だけで動画を公開していると、Tik Tokを利用している人にしか見られません。そこでほかのSNSでも動画の存在を知ってもらうのです。また、ほかのSNSでフォロワーやファンを増やしておけば、そこからTik Tokに誘導して動画を見てくれる人を増やせます。
Tik Tok以外のSNSにはInstagramやTwitter、Facebookがありますが、それぞれ特徴が異なります。それぞれのSNSに合ったハッシュタグの付け方や投稿内容を研究して、より多くの人に見てもらいましょう。
ちなみに、ほかのSNSで宣伝する場合、動画を丸ごとアップしてしまうとTik Tokではチェックしない可能性があります。動画のタイトルや最初の場面のみ紹介するなどして、Tik Tokで視聴してもらえるような工夫が必要です。
編集機能を活かす
いいねを増やす方法4つ目は「編集機能を活かす」ことです。編集にこだわった動画を投稿していると、いいねがもらえるだけでなくフォロワーも増やしやすくなります。Tik Tokは編集機能が豊富なので、同じ動画でも編集次第で個性的な仕上がりにできるのが特徴です。ここでは撮影した動画やスマホ内からアップロードした動画の編集で使える機能を紹介します。
・フィルター
動画のフィルター機能はポートレート・風景・グルメ・Videというカテゴリーがあり、映像のニュアンスを変えられます。それぞれのカテゴリーのなかにも、さらに細かい種類がありますよ。
・アフレコ
動画の好きな部分にアフレコを入れられます。
・楽曲
著作権の問題があるため、ダウンロードした音楽などはそのまま使用できませんが、楽曲をタップして表示されているものならどれでも使えます。楽曲内の「もっと見る」をタップすれば話題の音楽を選ぶことも可能です。
・エフェクト
キラキラやフラッシュ、逆再生や、スローモーションなど多種多様で、好きな場面を加工できます。エフェクトを使いこなせれば、本格的で印象に残るような動画を作れるようになるでしょう。
・テキスト
自由にテロップを入れられる機能です。テロップはいいねをもらうために重要なポイントなので、後ほど詳しく説明します。
・ステッカー
豊富な種類のステッカーを使えます。複数のステッカーを組み合わせて使うことも可能です。
編集機能は難しそうだからとあまり使わない人もいますが、慣れれば簡単にできます。編集が上手くできると一覧に表示されたときも目立ちやすくなるので研究してみましょう。
テロップをつける
編集機能のひとつ、テキストで「テロップをつける」ことが5つ目の方法です。トレンドの一覧を見ると分かりやすいのですが、テロップをつけている動画に自然と目が向くはずです。テロップなしでもよほど印象的な映像であれば目立つかもしれません。しかし、第一印象でインパクトがない場合はテロップで印象づけるのが効果的です。実際にSNSで人気が高い投稿者の多くはテロップを使って動画を印象的にしています。
また、音楽と映像だけが流れるよりも文字で説明を入れたほうが分かりやすくなります。特に、動画内で話をする場合は音声だけでは聞き取りにくい部分もあるため、テロップをつけると伝わりやすくなるのです。
なお、ハプニング動画など、最初はインパクトがないものの途中でおもしろい映像が流れる場合も効果的に使えます。パッと見たところ何気ない日常生活の映像ではあまり興味がわきません。しかし「このあと一回転します」「ここから犬が次々出てきます」といったテロップがあれば気になりますよね。「こんなことになるとは」「見てしまった」なども効果的です。色や表示の仕方も工夫してみましょう。
投稿時間に留意する
6つ目のいいねを増やす方法は「投稿時間」を意識することです。Tik Tokを利用しているのは若者が多く、学生もいます。そのため、Tik Tokを見ている人が多い時間帯は学校が終わったあとや学校に行く前の朝の時間帯という傾向があるようです。動画を見てくれる人が多ければ多いほどいいねも増える可能性があるので、その時間帯を狙って投稿してみましょう。
ある程度フォロワーやいいねが増えてきたら朝なら朝、夜なら夜と時間帯を決めて投稿します。動画の背景やテキストの色、雰囲気を統一して毎日同じ時間帯に投稿をすれば、見ている人の印象にも残りやすくなりますよ。逆に、新しいフォロワーやいいねを押してくれる人を増やしたい場合は、いつもと違った時間帯に投稿してみるのも手です。
広告配信をする
7つ目のいいねを増やす方法は「広告配信」をすることです。Tik Tokの広告配信は3種類あり、うまく活用すれば多くのユーザーに宣伝することが可能です。多くの人が見るということは、いいねやフォロワーが増える可能性もあるのです。
TikTokで広告配信するメリットとは
Tik Tokの広告はほかのSNSの広告よりも広まっておらず、広告を出している企業は少ない傾向です。そのため広告を見てもらえる機会が多いのがメリットといえます。また、広告がフルスクリーンで表示されることで、広告を見た人の印象に残りやすくなるのもメリットです。
さらに、Tik Tokでは年齢や性別、地域をはじめ興味のあることや通信環境まで考慮してターゲットをしぼります。最適なターゲティングで効果的に広告を配信できるのです。なお、広告配信の種類は「起動画面表示広告」「インフィード広告」「ハッシュタグチャレンジ」で、それぞれにメリットがあります。
・起動画面表示広告
ユーザーがTik Tokのアプリを起動したときに表示される広告で、1日1社限定になっています。この広告はその日アプリを起動したユーザーは必ず目を通すため、多くの人に見てもらえるということがメリットです。音声再生には対応していませんが、3秒の静止画か5秒間の動画を広告にできます。広告にリンクを設置することもできるため外部のホームページなど、見て欲しいページに誘導きるのも特徴です。
・インフィード広告
一般の投稿のなかにさりげなく表示される広告で違和感がありません。パッと見た感じが通常の投稿と似ているため、途中まで広告と気が付かれないこともあるほどです。動画の時間も最長15秒間あり、いいねやコメントをもらうこともできます。ユーザーがつい見入ってしまうような広告を作れればコンバージョンに繋がる可能性が高まるのがメリットです。CTAボタンが20種類以上あるのも特徴です。
・ハッシュタグチャレンジ広告
設定したハッシュタグに合った動画の投稿をして、それを見たユーザーが真似をして投稿します。その動画を見たユーザーがさらにそれを真似して投稿するという高い拡散力がメリットの広告です。動画を投稿しているユーザーは楽しみながら自然と宣伝活動をしてくれます。
広告配信どんな方におすすめ?
Tik Tok広告は企業から個人のお店まであらゆる人が活用できますが、なかでも若年層をターゲットにしたい商材やお店に向いています。若年層のテレビや紙媒体といったメディア離れが進んでいるため、テレビCMや雑誌広告ではあまり大きな宣伝効果は期待できません。
逆に若年層の多くが利用しているTik Tokなら、より多くの人に広告を見てもらえます。特にハッシュタグチャレンジ広告はちょっとしたきっかけでバズることもあり、爆発的に企業やサービスが知れ渡る可能性もあるのです。
Tik Tok広告配信のメリットが分かったところで、手順をチェックしていきましょう。広告配信の手順は以下の通りです。
1:運営会社か代理店のいずれかに問い合わせる
広告配信の問い合わせ先は、Tik Tokの運営会社かインターネット広告代理店です。運営会社はTik Tokに関する知識が豊富な一方、web広告全体に関する知識や対策が得意ではありません。インターネット広告代理店は運営会社ほどTik Tokに関する知識は豊富ではないものの、web広告に関する知識が豊富です。また、広告制作を依頼することもできます。
2:メニューを決定
広告の種類によってメリットや料金が異なるため、宣伝する商材はどの広告で宣伝するのが効果的かを考慮して選びます。
3:クリエイティブを制作
クリエイティブを制作する際のコツは、あまり広告という感じを出さないことです。なるべく一般の投稿動画と馴染むように工夫します。耳に残るテンポの良いBGNを使い、第一印象のインパクトが強い映像にするのがコツです。内容を熟慮し、納得できるクリエイティブを制作しましょう。
4:審査
広告が配信される前に運営会社がガイドラインに沿って制作されているかを審査します。審査期間は2~3営業日程度で、通らなければクリエイティブを制作し直すことになります。
5:配信開始
審査に通過すれば広告配信となります。広告配信が終了すると7営業日以内にレポートが送付されて完了です。
広告配信はキャンペーンと組み合わせると効果的!
Tik Tokの広告配信はキャンペーンと組み合わせると効果的です。キャンペーンやセールを開催する予定があれば、その期間に合わせて起動画面表示広告で宣伝をすれば多くのユーザーが目にすることになります。
また、企業や商材を多くの人に広めたい場合は、ハッシュタグチャレンジ広告を活用してキャンペーンを実施できます。例えば、企業や商材のイメージに合う楽曲やオリジナルの振り付けで「チャレンジ動画を投稿してくれた人のなかから抽選で〇人に〇〇プレゼント」などです。
簡単な振り付けで誰でもチャレンジしやすい内容にすれば、より多くのユーザーに広がるでしょう。キャンペーンの認知度を上げるために、インフルエンサーを起用するのも効果的です。
TikTokでいいねを増やすなら! やっておくべき方法 まとめ
Tik Tokでいいねを増やすためには、投稿する動画の内容を人気ジャンルにしぼりハッシュタグや編集機能を上手く使うのがポイントです。特に、編集機能を使いこなせるようになれば個性的な動画が作れるので、いいねを増やすことができます。また、ほかのSNSでの宣伝や投稿時間を意識することも忘れてはいけません。
目的に合えば広告配信してみるのもいいねを増やすことに繋がります。3種類ある広告それぞれのメリットを考慮し、キャンペーンと組み合わせると効果的です。web広告に関する幅広い知識と対策があるインターネット広告代理店に依頼するのも高い効果が期待できます。今回紹介した内容を参考に、効率よくTik Tokでいいねを増やしましょう。