デジタルマーケティング

企業がInstagramを使うメリットは?アカウントの作り方や注意点を解説

ICT総研が2020年に行った調査によると、日本のSNS利用者は「7,975万人」にも上ります。20代以下の若年層をはじめ、40代以上も含め広く普及しています。

数あるSNSの中でもInstagram(インスタグラム)は、2019年6月には日本国内だけでアクティブアカウント数が「3,300万」を突破。日本人の約4分の1が利用している計算です。

個人利用はもちろん企業アカウントの開設も増えており、販売促進やブランディングなど、マーケティングにおいて重要なツールとなっています。

企業がInstagramを使うメリットやアカウントの作り方、押さえておきたい注意点を解説します。

Instagramで情報発信していきたい企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。

企業がInstagram(インスタグラム)アカウントを運用する5つのメリット

企業がInstagramアカウントを開設・運用すると、大きく5つのメリットがあります。それぞれ詳しく見ていきます。

企業や製品・サービスの知名度・認知度が高まる

Instagramに投稿すると、3,000万人を超える利用者にアプローチできます。企業や製品・サービスの知名度を高める効果が期待できます。

Instagramは     検索ツールとしても活用されているSNSです。ハッシュタグを活用して、お店や商品を探すユーザーが増えています。

「インスタ映え」を狙ったり、ターゲットユーザーが利用している「時間帯やハッシュタグ」を分析したりすると、自社アカウントを見つけてもらえやすくなります。

自社のターゲットユーザーがメインで利用している時間帯やハッシュタグを分析し、投稿のタイミング・内容をコントロールしましょう。

新たな顧客層の開拓につながる

既存の顧客層とは異なる「新たな顧客層」を獲得できる可能性があります。

今までSNSを行ってこなかった企業であれば、Instagramは新しい市場。当然今までとは違った顧客へアプローチするチャンスなので、既存顧客とは違った層を獲得しやすくなります。

またInstagramは自社アカウントの投稿が、ハッシュタグによって今までとは違ったタイプの顧客の元まで届くかもしれません。

企業がInstagramを運用すると、潜在的見込み客となるユーザーへアプローチしやすくなるのがメリットです。

ショッピング機能により販売促進・購買につながる

Instagramは宣伝だけではなく、販売促進・購買にもつながるツールです。

ショッピング機能(shop now)により画像に「商品名」「金額」を表示でき、クリックすると商品の詳細ページが表示されます。

詳細ページからECサイトへ遷移できるため、ユーザーは気になった商品をすぐ購入できます。

販売促進・購買につながるのは、大きなメリットでしょう。

消費者と直接コミュニケーションできる

消費者と直接コミュニケーションできるので、アンケートやインタビューを実施しなくても簡単に生の声を集められます。

消費者の意見を製品開発の参考にしたり、口コミとして活用したりできます。ファンの意見の中には自社社員も気付かない、利用者ならではの貴重な声もあるでしょう。 ネガティブな意見からポジティブな意見まで、さまざまな貴重な情報を直接貰えるのはSNSならではです。

自社や製品・サービスのブランディングができる

Instagramを活用して「○○といえばA社」のように、理想的な印象や特徴を消費者に覚えてもらえます。

例えば投稿で企業や商品をアピールしたり、企画やキャンペーンを行ったりする中で、企業や製品の世界観を「視覚的に」伝えられます。

写真はひと目でわかりやすいため、InstagramはブランディングしやすいSNSです。

自社の投稿はもちろんインフルエンサーを活用すれば、効果的にブランディングできます。

企業用Instagramアカウントを運用する3つの注意点

企業用Instagramアカウントを運用する3つの注意点

企業がInstagramを運用すると、さまざまなメリットを得られますが、押さえておきたい注意点が3つあります。

一歩間違えれば企業や製品・サービスのマイナスイメージにつながりかねないので、     注意点をしっかり覚えておきましょう。

作成したプロアカウントは非公開にできない

プロアカウントは一度作成して公開すると、非公開にできません。

アカウントを準備する際は個人アカウントの状態で、非公開設定にして準備を進めましょう。

個人アカウントの状態でプロフィール写真やプロフィール文などを設定し、準備が整ったらプロアカウントに移行するのがおすすめです。

炎上によってディスブランディングとなるリスク

投稿により炎上してしまい、ディスブランディングとなるリスクがあります。

例えばサプリメントを販売する企業が、薬事法に違反した文言を使用したり、有名量販店がモラルに欠けたハッシュタグを使用したりして炎上したケースがあります。

薬事法や景品表示法などの法律を遵守するのはもちろん、モラルを守った投稿を心がけることが大切です。

またInstagramで定められたポリシーを守るのも重要。ガイドラインに違反すると、コンテンツの削除やアカウント停止などの処分を受けるかもしれません。

慎重に投稿しなければマイナスイメージを拡散してしまう可能性があるので注意が必要です。

二段階認証を設定しないと乗っ取りの危険がある

二段階認証などセキュリティに気を配っていないと、第三者にアカウントを乗っ取られてしまう危険性があります。

Instagramのアカウントが乗っ取られると、以下のような被害が考えられます。

  • パスワードを変更され担当者がログインできなくなる
  • 不適切な内容の投稿でイメージを損なう
  • 過去の投稿写真を削除されてしまう
  • プロフィールなど情報を書き換えられる
  • DM(ダイレクトメッセージ)の内容など企業情報が漏洩する

企業アカウントになりすました状態で、不適切な投稿やプロフィールの変更などをされれば、企業や製品・サービスの信頼・イメージは大きく損なわれるでしょう。

もしパスワードを複数のSNSやWebサイトなどで使い回している場合は、より大きな被害になります。こうした乗っ取りによる被害を未然に防ぐためには「二段階認証」で、セキュリティを高めるのが大切です。

二段階認証とはパスワードにプラスαで、本人確認する方法です。
「設定」の「セキュリティ」から「二段階認証」を選択すると設定できます。

二段階認証の方法としては「認証アプリ」と「SMS(ショートメッセージ)」の2つがあるので、運用しやすい方を選びましょう。

二段階認証を設定しておくと、認証済みの端末以外でログインしようとすると、必ずセキュリティコードの入力を求められるようになります。

「SMS」に届くコードもしくは「認証アプリ」で生成されるコードを入力しないとログインできないので、万が一パスワードが漏洩しても第三者はログインできません。

アカウントを乗っ取られないために、二段階認証は必ず設定しておきましょう。

企業用Instagramアカウント(プロアカウント)の作り方

企業がInstagramを運用するメリットや注意点がわかったところで、Instagramアカウントの作り方を解説します。個人アカウントとプロアカウントがありますが、企業で運用する場合はプロアカウントを開設しましょう。

1.アカウントを登録する

まずアカウント登録を行います。
アカウント登録には以下いずれかの情報が必要です。

  • 電話番号
  • メールアドレス
  • Facebookアカウントと連動

上記情報を入力すると認証コードが届くので、認証コードと名前・パスワードを入力します。誕生日も入力しますが、生年月日の情報は公開されません。

ユーザーネームはInstagramアカウントのURLと紐づくため、企業や製品・サービスなどと関連する名前がおすすめです。半角英数字と記号で、最大30文字までとなっています。

その後プロフィール画像の追加がありますが、後ほど設定するのでスキップしましょう。これでアカウント登録は完了です。

2.アカウントを編集する

次にアカウントを編集して、公開する情報を整えましょう。

「プロフィールを編集」からプロフィール写真やプロフィール文、自社サイトへのリンクなど各種情報を入力します。

プロフィール文は最大150文字まで入力でき、メンションやハッシュタグを挿入したり、ユーザーに使って欲しいハッシュタグを入力したりできます。

また芸能人や人気ブランドのアカウントは、本物である証として「認証バッジ(青のチェックマーク)」をつけることが可能です。

認証バッジはInstagramに申請し、認められれば発行されます。認証バッジがあるとユーザーは本物のアカウントと認識しやすいので、忘れず申請しましょう。

3.プロアカウントに切り替える

最後に個人アカウントから、プロアカウントに切り替えます。

「プロフィールを編集」もしくは「設定」にある「アカウント」に進み「プロアカウントに切り替える」を選択します。

アカウントタイプを「クリエイター」と「ビジネス」で選択できるので、自社に適した方を選びましょう。

さらに、衣料品や健康・美容など、さまざまなカテゴリから適したものを選びます。

カテゴリをプロフィールに表示するかどうかは選べるので、当てはまるものがなければ近しいものを選んで表示オフにしましょう。

その後は連絡先を追加します。公開される情報なので、自社カスタマーセンターのメールアドレスなどを記載しましょう。
これでプロアカウントへの移行が完了しました。

企業Instagramを運用して販売促進・ブランディングを成功させよう

企業がInstagramを運用すると、自社や製品・サービスの認知拡大やブランディング、販売促進など多くのメリットがあります。

しかし炎上によりディスブランディングになったり、乗っ取りにより企業やブランドのイメージダウンにつながったりと、慎重に運用しなければマイナスになってしまうかもしれません。

そこでおすすめなのがSNS代行サービス。SNS代行.comではフォロワー・いいねを伸ばし、貴社コンテンツが埋れないよう集客します。

新しくInstagramを始めたい企業は、お気軽にご相談ください。